石膏のコツ

印象採得でとった型に石膏を流して、被せものや入れ歯を作る模型をつくります。

印象をとる作業と石膏を印象に流す作業の両方が上手くいってはじめて正確な模型が出来上がります

模型がゆがんでしまったり、気泡が入ったりすると正確な被せものや義歯が作れません。

被せものや義歯など技工所に出す仕事はいくつか工程があり、その中の1つでも狂うと合わない被せものや義歯が出来上がってきてしまいます。

そうすると再度作り直しになるので、患者さんにも迷惑がかかってしまうのでそのつもりで作業しましょう。

石膏の種類

用語集にも書きましたが、主に3種類の石膏が使われます。

普通石膏

白色の石膏で研究用模型などに使います。

硬石膏

黄色の石膏で義歯や被せものを作るための模型に使用します。

超硬石膏

茶色の石膏でこれも義歯や被せものをつくるための模型に使います。石膏の中では一番硬いです。正式には真空練和機を使って練りますが、医院によっては普通に練っているところもあります。

石膏のコツ

気泡を入れず正確な模型をつくるということが一番重要です。そのためのコツがいくつかあるのでご紹介します。

石膏はなるべく早く流す

アルジネートは乾くと収縮してきてしまいます。そのため印象をとったらなるべく早く石膏をつぐことがコツの1つです。

どうしてもつぐのが無理な時は乾かないように保湿箱に入れるなどの対策をとりましょう。しかし、保湿箱の中にいれているからといって油断せずとにかく早くつぎましょう。

混水比をしっかり守る

混水比とは、石膏と水の比率です。使う石膏ごとに決まっているので、説明書を読んでしっかり守りましょう。

正確な模型を作るためにも非常に重要です。

バイブレーターを上手に使う

バイブレーター石膏をラバーボールに入れ、水も加え金属スパチュラで混ぜます。ある程度混ざったらバイブレーターにかけます。

バイブレーターとは振動する機械です。この上にラバーボールを乗せます。すると気泡が中から上に上がってくるので、ラバーボールの内壁に金属スパチュラですりつけるように気泡を抜いていくのがコツです。

ただし、バイブレーターもかけすぎると新たな気泡がでてきてしまうので、かけすぎには注意しましょう。

印象に石膏を流すときは反対側から

印象に石膏を流すときは、大切な部分と反対側から一方向に流しましょう。両方向から石膏を流すとぶつかったところに気泡ができます。

最初に流すときは薄い膜を張るような感じで流しましょう。

中でもコアの印象は、慎重に流さないと石膏の重みでコアの印象が曲がってしまうと、不適合なコアが出来上がってしまうので気をつけましょう。

石膏は盛りすぎないように

印象面に石膏を流した後に石膏を盛っていきますが、トレーまではみでて盛ると外すときに大変なので、盛りすぎには注意しましょう。

かといって薄すぎても割れる原因にもなるので、先輩の盛り付けをよく見ましょう。

石膏を盛ったら必ず名前がわかるようにする

何個か一度に盛り付けると、どの患者さんの印象だったかわからなくなるので、必ず名前がわかるように紙を貼るなどしましょう。

石膏を外すときの注意点

石膏は固まるときに熱をだしながら固まります。そのため触ってみてまだ温かければ外すタイミングではないです。冷めてから外すようにしましょう

又、細いコアや下の前歯などがあるときは、折れることも多いのでより慎重に外す必要があります。

危ないなと思ったら先輩かDrにお願いしましょう。

石膏のコツまとめ

いくつかポイントがあるので上に書いたようなことを意識しながら練習しましょう。石膏を流す作業はとても大切な作業です。

そのため無理をせず難しいと思ったら先輩に頼りましょう。