歯科助手に必要な用語集

ここでは働くうえで必要な専門用語をまとめました。なるべくわかりやすく難しいことは省いてまとめたつもりです(笑)。

随時追加していく予定です。もしこんなの知りたいというのがあれば連絡くださいね。

ユニット周り

ユニット・ユニット

患者さんが治療を受けるときに座るイスです。治療がしやすい位置に動きます。

・スピットン

スピットン

ユニットの横についている、うがいをするところです。汚れやすいところなので患者さんを通す前には汚れていないかよく確認しましょう。

・バキューム

バキューム
歯を削るときにでる水や唾液を吸うために使います。歯科助手がよく使うものです。バキュームは削っている位置によって角度や位置をコントロールしないといけません。ここでも練習が必要です。

・テーブル

ユニットにはテーブルが1つついており、この上に基本セットやワッテ缶などを置きます。

下には3wayシリンジ、タービン、エンジン、超音波スケーラーなどがついています。

・3wayシリンジ

3wayシリンジ

その名の通り3通りの使い方ができます。「水をだす」「エアーをだす」「両方出す」の3通りです。水とエアーを両方出すとジェット噴射のようになります。

・超音波スケーラー

超音波スケーラー

歯石を除去したり、仮封材を除去する時などに使います。微振動で歯石を砕いて水で流すイメージです。

・タービン

タービン
これにバーをつけて歯を削ります。削るときに水が出るのでそれをバキュームで吸います。

(・タービンバー)

ダイヤモンドバー口の中で歯を削るためにタービンにつけるバーです。形が何種類もあり、医院によって好みで決まっています。

 

 

・エンジン

コントラストレート

口腔内で使う「コントラ」と口腔外で使う「ストレート」があります。それぞれに専用のバーがあります。

・フットペダル

フットペダル

タービン、エンジンを動かすのに使います。

・ライト

ライト

口の中を照らして見やすくします。ライトも治療部位、ドクターの位置によってコントロールしないといけません。これも要練習です。

基本セット

基本セット基本的にどんな治療でも使います。中身はバットの上に「ピンセット」「探針」「充填器」「ミラー」「バキューム」がセットになっているところが多いです。医院によって多少の違いがあります。

印象材

・アルジネート

歯の型をとるときに使います。より精密にとりたい部位があるときは「かんてん」を併用して使います。気泡が入らないように練るのにコツが必要です。

・シリコン印象材

シリコン印象材

「アルジネート+かんてん」よりもさらに精密な型をとりたいときに使います。シリコンの硬さによって何種類かに分かれています。

石膏(せっこう)

アルジネートやシリコンなどで型をとったものに石膏を流し込んで歯の模型をつくります。石膏は「超硬石膏」「硬石膏」「普通石膏」と硬さによって分かれています。これも気泡が入らないように練習が必要です。

セメント

・仮着用セメント

テンポラリーセメントともいいます。よく使われているのは「ハード」や「ソフト」と言われるものです。両方とも仮着用セメントですが接着力が違います。その他に「テンパック」というのもよく使われます。

仮り歯をつける時など、後で外す必要性があるときに使うセメントです。

・裏装用セメント

これは何かを着けるためのセメントではなく、虫歯をとった後の窩洞を埋めて、その後形を整えて型どりするなど歯の足りない部分を補うために使います。

「ベースセメント」や「カルボキシレートセメント」が代表的です。

・合着用セメント

被せものを歯に着けるためのセメントです。色々な商品が販売されているのでなかなか例を挙げるのが難しいのですが、「フジルーティング」「ビトレマー」「スーパーボンド」などが多いでしょうか。

「スーパーボンド」は合着以外にも色々な使い方をします。

虫歯治療

・CR

コンポジットレジン
コンポジットレジンが正式名称です。歯科用のプラスチックの詰め物と思ってください。光を光照射器で当てることにより硬化します。

色も歯の色に合わせて詰めるので何色もあります。フロータイプとペーストタイプがあり、虫歯を取った窩洞の大きさ・部位によって使い分けます。

・光照射器

光照射器
CRを固めるために使用します。今はCR以外にも被せものをつけるセメントや知覚過敏のところに塗るしみ止めを塗った後にも使用することがあります。

・歯面処理材

歯面処理材
CRを歯面につけるために使います。「プライマー」と「ボンディング」という液体を使って歯面との接着力を高めます。

プライマーとボンディングが分かれている2液性と一緒になっている1液性があります。この時も光照射器を使います。

 

 

根管治療

・リーマー、ファイル

リーマーpng根管内を掃除する針のような器具です。太さによって番号と色が分かれています。

リーマー、Kファイル、Hファイルなどがあり、先端の形が異なっています。

 

・エンドメーター、フック

エンドメーター根管内は目に見えないので、根管内の根尖の位置を知るために使います。商品名としては「Root ZX」を使っているところが多いと思います。

 

 

・ブローチ

ブローチ根管内の水分を除去するために、これに綿を巻いて綿栓をつくり乾かします。この時にバーナーで少しあぶって火炎滅菌します。

・過酸化水素(H₂O₂)

根管内の洗浄に使います。昔は次亜塩素酸ナトリウムと交互に洗浄し発砲させて洗浄していましたが、今はあまりされていません。

・貼薬剤

ファイルやリーマーで根管内をきれいにして洗浄したら、薬を入れて蓋をします。この薬を貼薬剤といいます。

色々な種類がありますが、代表的なものは「カルシペックス」「ビタペックス」「FC」「J」「CP」「メトコール」「ぺリオドン」などですが、主流は「カルシペックス」です。

・根管充填セット

根充セット

根管内がきれいになったら再度感染しないように根管内に緊密に詰め物をしていきます。これを「根管充填」といいます。

・根管充填用ピンセット

 

根充用ピンセット

メインポイントやガッタパーチャポイントがつかみやすいように先端に溝が掘ってあります。

・メインポイント

ガッタパーチャポイントファイルやリーマーで拡大された根管の太さによって、メインポイントの太さも選びます。ゴムのような素材でできています。太さにより何種類もあります。

 

 

 

・ガッタパーチャポイント

ガッタパーチャポイントガッタパーチャポイントをメインポイントと根管の隙間に詰め込んでより緊密に充填をしていきます。

 

 

・スプレッダー

スプレッダー

これを使いポイントを側方に加圧してより緊密に充填していきます。

・プラガー

プラガー

最後にポイントを焼き切るのと垂直方向に加圧するためにつかいます。

抜歯治療・外科治療

・ヘーベル

ヘーベルエレベータとも呼ばれることもあります。歯を脱臼させるために使います。細いのから太いの、真っすぐのものから曲がっているものなど、抜く部位、状態によって選択します。

・鉗子(かんし)

鉗子脱臼させた歯を抜くために使います。これも部位と状態により選択します。

 

・スポンゼル

スポンゼル

抜歯したところに入れる止血用のスポンジです。元々はひとかたまり物ので、写真は切ってあるものです。

・鋭匙(えいひ)

鋭匙抜歯したところにうみがある場合、鋭匙で掻き出してきれいにします。

 

・縫合糸

歯肉を開いたときや止血させたい時に縫う糸です。絹とナイロンがよく使われます。針付きと針なしがあります。

・持針器

持針器歯肉を縫う時に針を把持するために使います。

 

 

 

・メス

メスホルダー

主に歯肉を切開する時に使います。メス刃とメスホルダーに分かれます。メス刃には色々な形があり番号によって分けられています。

・剥離子

剥離子

歯肉をメスで切開したら、骨から剥がすために剥離子を使います。これも大きさと形が色々とあります。

・外科用バキューム

外科用バキューム

通常のバキュームよりも細いバキュームで細かいところを吸います。

被せもの治療

・In(インレー)

インレー歯の一部分のつめる被せものです。主に歯と歯の間に虫歯ができた時に入れます。

 

 

 

・On(アンレー)

Inよりももう少し大きい被せものです。咬頭を覆っているのが特徴です。

・FMC(フルメタルクラウン)

クラウンFCKやCrというときもあります。これは歯全体が被る被せものです。

 

 

 

・Br(ブリッジ)

ブリッジ隣の歯を支えとして歯がない部分を補うような3本以上のつながった被せものです。残っている歯によってできる設計が決まっています。

 

 

・ハイブリット

プラスチックとセラミックがハイブリットされた素材です。最近保険適用になりました。

・オールセラミック

陶器のような素材でできた非常に審美性に優れた素材です。自費治療で使われます。

・ジルコニア

人工ダイヤに使われるような硬い素材です。オールセラミックより強度はありますが審美性はややおとります。これも自費治療で使われます。

・メタルボンド

陶材焼付け冠とも言われます。金属のフレームの上にセラミックを焼付けた物です。今はメタルフリーが流行っているので段々使われなくなりました。これも自費治療です。

・ゴールド

これは金でできた被せもので非常に適合がよく作れます。これも自費治療です。

・CAD/CAM

これは被せものが入る歯もしくは模型をスキャンして、素材の塊から歯に適合した被せものを自動で削り出す機械です。これの普及によりコストが下がった部分もあります。

義歯治療

・印象採得(imp)

お口の中の型をとることをいいます。アルジネートやシリコンでとります。

・咬合採得(BT)

入れ歯の高さと上下の位置関係を決める治療のことです。この時に「咬合床」または「ロー提」と呼ばれるワックスでできた装置を使います。

・試適(TF)

咬合採得した咬合床に人工歯を並べて、排列や色(シェード)を患者さんに確認してもらいます。

・クラスプ

入れ歯を支えるために歯にかけるバネのことです。鋳造したものとワイヤーを曲げたものがあります。形により名称が決まっています。「エーカース」「iバー」「双歯鈎」「リング鈎」などがよく使われます。

・バー

主に部分床で左右に欠損部が分かれているときに使います。上顎に使うものを「パラタルバー」、下顎に使うものを「リンガルバー」といいます。

・全部床義歯(FD)

全部床義歯歯が全部なくなった時に使う義歯です。

 

 

 

・部分床義歯(PD)

部分床義歯バネをかける歯が1本でも残っているときに使う義歯です。クラスプがついています。

 

 

・ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャークラスプの部分が金属ではない義歯です。審美性とフィット感がよくなります。自費治療になります。

 

 

・金属床義歯

金属床義歯義歯床の部分が金属でできた義歯です。保険のものよりも床部分を薄くでき、熱も伝えるため食べ物がおいしく使いやすくなります。これも自費治療になります。

歯周病治療

・歯周検査

基本検査と精密検査に分かれます。歯周ポケットをはかる部位の多さが違います。基本的に4ミリ以上を歯周病と判断します。

・歯周ポケット

歯肉の上の部分から骨までの距離をはかり、歯周病の進み具合を判定していきます。

・プロービング

プローブ歯周ポケットをはかる動作のことをいいます。プローブという器具を使用します。

・歯肉炎(G)

歯肉に炎症がある状態で、まだ骨にまでは影響がでていない状態のことをいいます。

・歯周炎(P)

歯肉にも炎症があり、骨にまで影響がでている状態のことをいいます。

・PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)

ポリッシングとも言われます。歯面研磨用のペーストとブラシ、ラバーカップなどで歯を磨いて着色、プラーク、バイオフィルムなどを除去します。

・SC(スケーリング)

歯肉縁上の歯石やプラークを除去する治療です。超音波スケーラーや手用のスケーラーを使います。

・SRP(スケーリング・ルートプレーニング)

スケーリングで歯周ポケットの改善しなかった部位の歯肉縁下の歯石をとります。超音波スケーラーや手用のスケーラーを使います。

・FO(フラップ)

SRPでも改善しなかった歯周ポケットを改善するために、外科的に歯肉を剥離し直接歯石をとっていく治療です。